ハウスメーカー徹底比較(ダイワハウス)

ダイワハウス

ダイワハウスはCMでお馴染みの

♪ダイ~ワハ~ウ~ス♪

のダイワハウスです。

これと言って目だった特徴はありませんが、世の中のはやりをうまく住宅に取り入れて、いち早く商品化していることが受けているのでしょう。
 
世間で子供部屋がほしいというニーズをキャッチし、いち早く商品化したのがダイワハウスでした。
「製品のばらつきをなくし、同じものを効率良く生産し、そして安く提供する」
といったスタンスです。

 
 
ダイワハウスは、住宅だけでなく、
分譲マンションや賃貸集合住宅、分譲宅地やリフォームなど幅広く手掛けています。
いまは一般的になりましたが、宅地分譲を大々的に行うためのディベロッパーを
民間で初めて設立したのはダイワハウスです。
 また、ダイワハウスは、売上高で業界最大手の積水ハウスと同等かそれ以上となっていますが、それは、マンションやこの開発に力を入れているためです。
最近では積水ハウスもマンションや大規模施設などの建設などが増えているようです。

 
 
長期保証
ダイワハウスは、お引き渡し後の保証期間が「40年+α」です。
 
定期的にメンテナンスを受けなければいけませんが、それも家にとっては必要なメンテナンスなので、保証が長いことは安心でしょう。
 
 

ダイワハウスの住宅は、鉄骨系プレハブをはじめ、木造軸組工法(集成材)や重量鉄骨の商品があります。
現在は、xevoシリーズを前面に押し出しています。
そのxevoシリーズとは、外張断熱通気外壁を採用した住宅のシリーズ名です。
ダイワハウスの外張断熱ですが、
建築途中の雨養生に注意が必要なことが
専門家などから多く指摘されています。
外張断熱で繊維系断熱材を使用しているので、
雨にさらされてしまうと、断熱効果が下がるだけでなく、
建物の耐久性などにも影響を与える危険性が危惧されます。
外張断熱を選択される場合は、屋根がかかるまでにふる雨の際には
十分な養生処理がなされているか十分チェックしてください。
 
 
2001年に、プレハブ系では初めて免震住宅の商品化をしましたが、選択肢の一つ程度という位置づけのようで、特に販売に力を入れている訳ではないようです。
 
その当時、木造住宅では一条工務店が商品化し、会社を挙げて免震住宅の販売を進めていたことからいくとやや対象的です。
また、ダイワハウスは免震だけでなく、はやりの制震も商品として持っています。
 
 
 
XEコート(ジーコート)
XEコートとは、外壁のコーティング剤のことです。
 
ダイワハウスでは、紫外線を透過しにくい塗料を採用し塗り替えの時期を延ばすことで維持修繕費改造費を抑えています。
一般的には、10年程度と言われる外壁の塗り替え時期ですが、たとえば、フッ素コートではおおよそ15年に1度となります。

塗り替え時期を延ばすことで、一般的な塗装が3回塗り直しするところを、
2回の塗り直しで済むので、費用は軽減されるでしょう。
 
耐久性の高い塗料は当然高いですが、足場代、塗装工事代、経費と、塗り替えの回数が減るとその分安くなります。


 
ダイワハウスの評判
 どこのメーカーでも結局は人(ヒト)なので、性格や考え方で対応も変わります。

家を建てようと思っている方にとっては、一大イベントな訳で、ただでさえ大変な家づくりを気持ちよく終わらせる為に、担当者の人柄は、重視したほうがいいでしょう。
家づくりが終わってからもトラブルや修繕でお願いすることになるからです。



ダイワハウスの商品ラインナップ
ダイワハウスは、xevoシリーズとルミネックス、ミクリエが主な商品です。
 
プランの形態は、「企画型」と「自由設計」そして、その中間のような商品があります。
 
木造住宅は後発の商品のため、専門知識を持った現場監督や営業マンが少なく、
関西よりも関東の方がよりその割合が増すようです。
木造を選択されるのであれば、
木造を得意としているハウスメーカーと比較するようにしましょう。
 


坪単価
xevoシリーズ
タイプ 構造 坪単価
E 鉄骨プレハブ 50万円代から 80万円以上
FU 鉄骨プレハブ 50万円代から 80万円以上
C 鉄骨プレハブ 50万円代から 80万円以上
V 鉄骨プレハブ 40万円代から  
T 鉄骨プレハブ 60万円代から 80万円以上
WE 在来軸組(木造) 50万円代から 80万円以上
KU 在来軸組(木造) 50万円代から 80万円以上
WW 在来軸組(木造) 50万円代から 80万円以上
WV 在来軸組(木造) 40万円代から  
 ※プランによって金額は変わりますので、参考程度にご覧ください。
 

 

ハウスメーカー徹底比較(トヨタホーム)

トヨタホーム

トヨタホームといえば、自動車の技術を最大限に活かせる防錆技術でしょう。
鉄は、さびると強度が極端に低下します。
昨今では、地震に対する意識があがっているのではないでしょうか?
地震に強い家づくりは、ひとつのキーポイントです。
 
では、トヨタホームが行っている錆の対策とはどんなものかみていきましょう。



用意はいいですか?


 クルクルバビンチョ!
パペッピポ!
ヒヤヒヤドキッチョの!
モ~グタン!(≧∇≦)



まず、トヨタホームの工場では、人間の手ではなく、コンピュータで自動管理された機械で作業が行われ、その割合はなんと85%以上だそうです。
驚き桃の木山椒の木ですが、
さすが、自動車産業のトップメーカーですね。($・・)))/!
 
その工場の中で、構造材の塗装が行われているのですが、柱は2層の防錆塗装が、湿気が溜まりやすい1階の床の梁については、3層の防錆塗装が施されています。
また、鉄骨の加工後に塗装を行っているため、一般的に不十分になりやすい小さな部材などもしっかりと防錆できるようです。
トヨタホームならではの大きな特徴ですね。
 
 
 
鉄骨造でもやはり柱が太いほうが安心できると思いますが、トヨタホームの鉄骨柱の太さは業界トップクラスの12.5cm角を採用しています。
そのため、トータルの耐震性を比較しても、耐震等級3を大きく上回る性能をもっていますので、地震に対しても安心でしょう。
ただ、鉄骨軸組のトヨタホームの独自工法「EST工法」では、制震に似た工法を採用しているものの、免震住宅はありませんので、家は大丈夫であっても、家の中の家具などが転倒するなどの2次被害が懸念されます。
 
 

防犯
泥棒による被害はここ数年で少しずつ減少してはいますが、実際に泥棒の被害に遭われた方は、かなりショックでしょう。
住宅を選ぶ際には、この防犯性能もチェックしたほうがよいでしょう。

トヨタホームの防犯性能ですが、トヨタグループの強みを活かした対策が施されています。
防犯性が高い商品に対して与えられるマークの中に、「CPマーク」がありますが、防犯合わせ複層ガラスや玄関ドア、ロック機構、面格子、シャッターなどで、このCPマークの認定を受けた商品を採用しています。
窓施錠モニターやセンサーライトなども提案しています。

 

トヨタホームの断熱性能比較
トヨタホームの断熱性能は、標準仕様で次世代省エネ基準を満たしています。
ただ、各断熱材とその厚みを確認すると、特に断熱性能に大きな特徴はありません。
断熱材の施工方法は、壁は外張り断熱と充填断熱の組合せ、天井は、天井断熱、そして床断熱を採用していますが、とくに大きな特徴はないようです。


 
鉄骨は暑い
断熱不足や庇のないデザインなどが原因と思われます。
そんなマイナスのイメージを覆すような商品がトヨタホームの一部商品に付けられた『エアリーガード』。
 
このエアリーガードは、簡単に言うと、窓の外に付けるブラインド(外付けブラインドと言われています)。
ブラインドは窓の内側に付けるものが一般的ですが、それだと一旦太陽の熱を家の中に取り込んでいるので、暑さを防ぐ効果はそれほど高くありません。
が、外側に設置することで、熱を防ぐ効果が3倍近くにもなるのです。
また、敷地の条件、取り付けられた方位、時間、温度に応じて、自動で羽の角度を変えてくれる優れモノです。
また、CPマークも付いているので、防犯上有効な商品だと言えるでしょう。
ただ、そのお値段は破格。
手動のシャッターよりも5倍も高いという噂です。
家すべての大きな窓すべてにエアリーガードを入れると、それだけで車が買えてしまうほどの金額になってしまうらしいです。
エアリーガードは、トヨタ自動車とトヨタホーム、アイシン精機㈱の三社が共同して開発した商品なので、他メーカーで取り付けるのは難しいですが、自動制御がない外付けブラインドは市販されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
 
 

トヨタホームの換気システム
トヨタホームの換気システムですが、第1種換気方式を採用しています。
外から取り込む空気も家の中から捨てる空気も両方ともファンを回して行う方式です。
また、トヨタホームでは、第1種換気方式の中でも、2種類の方法を採用しています。
熱交換が可能なダクトを使った換気方式。
家に取り込む空気にはダクトを使わない換気方式。
まず①からです。
各階の天井裏に本体を設置して、各部屋に空気を送ります。
天井裏のため、フィルターについた大量のホコリをかぶりながらフィルター交換しなければなりません。
また、各階に設置するタイプのため、家の大きさに対してちょうどよい本体がないと、その分だけ、効率良い運転ができる機種を選択することができません。
寒さの軽減などは可能ですが、換気の量が増えるとその分だけ熱が逃げる量が増えてしまいます。
通常、熱の逃げる量を計算する時は、換気回数を最低限必要な量を使う場合がありますので、消費電力を見ると、熱交換していても省エネになっていない可能性が高いです。
次に②です。
コチラは、「エアナビⅡ」が付けられるタイプです。
コチラのシステムは、非常に単純でわかりやすいものです。
機器が単純ということは、5~10年と言われるモーターの寿命がきたときでも修理が楽と言った点が挙げられます。
フィルター交換をそれぞれの機種でしないといけないですし、フィルターの値段が高いとずっと使っていくにはお金がかかりますが、家の空気清浄機能も備えているので、小さなお子様がいるような家庭ではいいのではないでしょうか。
家の空気を混ぜて外の空気を取り込みますので、冬場に給気される空気が冷たいと感じにくくなっています。
小屋裏に室内の空気を送って小屋裏を冷やす換気扇がオプションで付いていますが、これは微妙だと思います。
小屋裏の空気が室内に戻ってくる可能性が高いですし、あまり効果は期待できないと思います。
 
トヨタホームの評判
トヨタホームは、トヨタ自動車の販売同様、代理店方式(ディーラー制)を採用しています。
トヨタホームを販売する会社は、トヨタホームとは別会社で地域によって、社風の違う会社がトヨタホームを販売していることになります。
トヨタホームでも研修が行われているようですが、代理店となっている会社の社風や教育制度によって、社員の住宅の知識や対応が分かれる可能性は高いでしょう。
インターネットに流れる他地域の評判を鵜呑みにすると危険です。
トヨタというブランドを前面に出した営業をする方が多いと思いますが、ブランドではなく、建て主の想いをどれくらい形にできるのか、冷静に判断してください。
 
 

60年保証
トヨタホームは、基礎、構造体、外壁、床、屋根、雨漏れで最長60年の長期保証をうたっています。
その保証期間の長さは好評価でしょう。
 
法律で構造に関わる部位の瑕疵は10年間保証することが義務付けられていますが、10年以上の保証は、いわばハウスメーカーが独自に決めたもので法律で決まったものでもありません。
契約書に記載があると思いますので、その内容を守る義務はあるのですが、契約書は、そのハウスメーカーとあなたが結んだ契約内容を確認するものですので、その相手がいなくなる(倒産する)と無効になってしまうものなのです。
その点をしっかりと理解しておいて下さい。
 
ただ、トヨタホームは、有償としているハウスメーカーも多い定期点検を25年まで無償で行うのは有難いことです。
(但し、「アトリスプラン」対象のお客様のみ)
建てて頂いたお客様のアフターフォローや定期点検は、意外と人件費のかかること。
それを5年目以降も、1年に2回訪問点検を約束するトヨタホームの姿勢は、いい取り組みですね。
 
 

ローンがお得!?
トヨタホームは、独自のローンをもち、ローンを組む方のトータル支払額を減らすようにしているようです。
トヨタファイナンス株式会社の「トヨタホームローン」といった商品があり、借入時に必要な保証料や事務手数料が無料などトータルの支払いを考えると安くなるシステムづくりをしているように感じます。
また、金利も銀行で借り入れするより低く抑えられているプランもありますので、トヨタホームを購入し、ローンを組まれる場合は、この独自ローンを検討するのもひとつですね。
他の住宅メーカーと比較する場合も、ローンまで含めた総支払額の比較して後悔のない家づくりをしましょう。

 
 
トヨタホームの商品
トヨタホームは、鉄骨プレハブ工法と鉄骨軸組みがあります。
その2つの坪単価を示します。
 
「シンセ」シリーズ(鉄骨プレハブ系)
55~75万円
 
「エスパシオ」シリーズ(鉄骨軸組系「EST工法」)
65~80万円以上
 
トヨタホームは大手ハウスメーカーの中でも高めです。
 
また、この価格には、外構や地盤改良費、エアコン、照明、カーテン、ローン諸経費などが含まれていません。
上記坪単価に坪数をかけた後、最低でも400万円を加えるようにしてください。
 
 

 

ハウスメーカー徹底比較(パナホーム)

パナホーム

パナソニックは、住宅設備を得意としています。
最近では、環境性能を重視する傾向にあります。
パナホームでは、環境に配慮した住宅設備を導入し、住宅自体の環境性能も高めた

「エルソラーナ」

「CASART(カサート)」

という商品も販売しています。
 
敷地を最大限利用するための工夫が盛り込まれた商品のようで、通常対応出来ないような細かな間取り変更に対応し、15cm単位で移動可能にしたことで、部屋の形状にこだわりの強い方や土地があまり広くない方に対して、他のハウスメーカーよりも要望に答えられるようになっています。
 
また、パナソニックグループは、クボタが販売していたサイディングや太陽光発電システムではトップの性能を誇る三洋電機などを完全に子会社化し、商品の幅を拡げています。
家を検討中の方には、パナソニック商品の信頼性やデザインなどを気にいる方も多くパナホームや、パナソニック電工が販売するテクノストラクチャーなどが
有名ですね。
 
 

工場生産住宅
パナホームも、積水ハウスやダイワハウスのように、工場生産された鉄骨材を現場で組み上げていく工法なので一定の品質が保てるのは、安心でしょう。
 
ただ、工場で生産出来ない基礎の配筋やコンクリートの打設、防水処理など
現場での監理が必要な部分などは注意が必要でしょう。

また、独自の認定(大臣認定や住宅型式適合認定など)制度をとっています。
一見よさそうですが、意見の分かれるところです。
第三者の検査機関が入っても欠陥に繋がるような部位すべてのチェックが出来る訳ではないのです。
なので、独自認定の内容と現場との整合性をしっかりとチェックするためには、
信頼できる第三者に相談することがいいでしょう。

また、パナホームは、直営と代理店などが存在し、直営に比べ代理店などの方が知識や現場でのトラブルが多いようです。



特徴的な換気システム
パナホームは、とても特徴的な換気システムを導入しています。
パナホームはPURETECH(ピュアテック)という家の中の空気を清浄に保つシステムがあります。
この換気システムは、かなり複雑なシステム方式を採用しています。
 
特徴的なのは、「第2種換気システム」を採用しているところです。

この第2種換気システム方式を採用するのは大手ハウスメーカーではパナホームだけです。
この方式は、炊事や入浴など家の中から出る湿気を壁の中に押し込み、壁内結露を引き起こす危険性があるので、パナホーム以外のハウスメーカーは、この方式を採用していません。
 
パナホームの換気システムは、『床下の空気を家の中に取り込む』よう計画されています。
床下には、シロアリなどの被害を防ぐため、防蟻処理(シロアリを寄せ付けないための薬剤の塗布や加圧注入をすること)を行うため、一般的には、清浄な空気とはみなされません。
しかし、パナホームでは、独自の防蟻シートでシロアリ対策をしており、空気を汚染することはないので安全とされ、この方式を採用しています。
ただ、基礎の外周部に防蟻材の塗布は行われるようですので、そのへんは…?。
 
その床下から取り込んだ空気を家全体に送るのですが、家の中に空気を通過させるための空間が必要です。
部分的にですが、マンションのように、家の中に少し出っ張りが出来てしまいます。
また、2階は床下にファンを設置し、その空気を2階の天井までダクトを使って持ち上げるのですが、ここでも少し気になる点が・・・
床下に設置されたファンには防虫網がついています。
床下なので、そんなに虫が大量にはいってくる訳ではないでしょうが、10年程度運転したら、空気取り入れ口には結構虫も溜まっているような・・・
その掃除はどうやってするのでしょう・・・
 
それに、防虫網で取れない花粉や砂埃は部屋の給気口で清浄されます。
家が建っている間、掃除などのメンテナンスができないダクトの中の状況は、
想像すると怖いところではあります・・・
 
ホームページを確認すると、
微細なホコリなどの1~2μmの粒子で約20%
カビの胞子などの2~5μmの粒子で約40%
花粉などの5μm以上の粒子で約70%
除去できると書かれていました。
HEPAフィルターだと花粉サイズの粒子を99%以上除去できますので、性能が高いとは言えません。
さらに微細な車の排気ガスなどは、ほとんど採れないことになりますので、数十年後には交換などの対応が必要になってくるでしょう。
 
おそらく対応されているでしょうから、パナホームの担当者に確認するといいでしょう。
 


商品の特性
「キラテック」は外壁が汚れずらく、
長期間に渡りメンテナンスも必要なく、火災などにも強いタイルとして
特に人気があるようです。
 
この『キラテックタイル』は最近話題の光触媒をタイル表面に焼き付けています。
光触媒とは、太陽の紫外線の力で、汚れの分子を分解する効果のことを指しますが、付着した汚れが小さな凹凸の中に付着して蓄積するのを防ぎ、セルフクリーニング効果がありますので、雨が降ったり水をかけると、全体の汚れを簡単に落としやすくする効果があります。
 
光触媒の技術は塗料メーカーなどが積極的に開発していますが、その多くが塗布するタイプのものなので、ある程度年月が経過すると塗り直しが必要となってきます。
たとえば、同じような効果のある外壁材として、KMEWの光セラが挙げられますが、こちらは、約30年に1度の塗り替えが推奨されています。
これは、サイディングの上に工場で光触媒の効果を持つ材料を塗料の中に入れて塗装するため、塗料の寿命に左右されてしまうからです。
 
キラテックはオプションに設定されているようですが、パナホームを選ぶのであればオススメです。
 


営業スタイル
最初の担当者選びがとても重要です。
 
以前まではディーラー制と呼ばれる、
車の販売のように、各地域で会社を立ち上げ、その会社の独立採算制で会社運営されていましたが、現在では、他のハウスメーカーと同じように、直営の販売店を増やすようにしているようです。
 
そのため、社内的な教育が可能となり、各地域や担当者ごとの対応の違いが小さくなってくるものと期待されるところでしょう。
 
パナホームに限りませんが、営業マンのあなたへの対応やお客様とのコミュニケーションの取り方などをチェックしてみて下さい。
 
 

『キャンペーン』に注意!
パナホームは、『○○キャンペーン』と謳った販売方法に特に力を入れていようです。
 キャンペーンと聞くとお得感がありますが、少しでも得をしたと感じさせて契約してもらうための一つの営業手法です。
そのまま契約でもいいですが、他社と比べてからでも充分おそくありません。

一生で1番高い買い物をするのですから。

キャンペーンという言葉に振り回されずに冷静に判断して下さい。
 
 

パナホームの商品
 
カサート(CASART)
 ・15cmきざみのこだわり設計
他のハウスメーカーでは対応の難しい
横や高さ方向で変更可能な長さの最小単位が15cmとなっています。
ハウスメーカーでは、通常約50cmで壁を動かすことはどこでもできていたのですが、その長さが15cmになることで、敷地いっぱいに建物を建てたい方などにとってはとても「素晴らしい」特長です。
また、最大6mまで柱がなくてもOKな空間を作ることができます。
ミサワホームでも5.46mまで対応可能な商品がありますが、
それを超える広い空間を実現できます。
 
・HS構法
 この構法の特長は、繰り返しくる地震(余震など)に対して強い制震技術です。
他のハウスメーカーも積極的に制震技術を開発してきましたが、他のハウスメーカーより少し出遅れましたが、技術的には高いでしょう。
ただ、装置の構造がコスト的に高いので
予算と照らし合わせて、検討して下さい。
 
・高断熱・高遮音ダブル断熱
 積水ハウスの「ぐるりん断熱」と同様、鉄骨材の内側に断熱材を施工することで、熱橋と呼ばれる熱の移動の影響を小さくするような造りになっています。

遮音性は、単純な貫通口や窓などの開口部の影響が最も大きく壁からの音の侵入はそれほど大きな差が出にくい部分です。
 
 



☆先進のエコ技術を結集した、創エネ・省エネの家 「エルソラーナ」
 
 
☆ライフスタイル提案型「ユールキア」シリーズ
 ユールキア ウィ
エコ+家事楽で、すてきなくらしがはじまる家
ユールキア アイ
子育て世代におくる、"ふれ愛"に満ちた家
ユールキア トライ
限られた敷地で、のびやかにくらす3階建
 
 
☆都市型住宅「ソルビオス」シリーズ
 ソルビオス
敷地の可能性を引き出す都市型3・4・5階建て住宅
ソルビオス(アーキモード)
建築家の発想が息づく、都市型3階建住宅
 
 
 ☆ 自由で豊かなセカンドライフのために「ふたりスタイル」
 
 

坪単価
エルソラーナシリーズ
55~75万円/坪単価
 
ユールキアシリーズ
60~75万円/坪単価
 
ソルビオスシリーズ
70~85万円/坪単価
 
となっています。
大手の鉄骨プレハブメーカーの中ではもっとも安い価格でしょう。


 

ハウスメーカー徹底比較(積水ハウス)

 積水ハウス

 積水ハウスと聞いて、聞いたことがない人はいないでしょう。

というくらい、積水ハウスはブランド力のあるハウスメーカーです。

テレビCMで聞いたことがあると思いますが、

「せきす~い、は・う・す~♪」

のあのメーカーです。
 積水ハウスは住宅業界では一目置かれる存在でしょう。

また、グループ企業として、積和不動産、積和建設などもあります。


 
積水ハウスの特徴
積水ハウスは年間6万棟と圧倒的な引き渡し数を誇ります。
 
積水ハウスは賃貸住宅の戸数も多く、賃貸住宅と注文住宅の割合は3:7程度のようです。
 


積水ハウスは宣伝も去ることながら、営業力も目を見張るものがあります。

その裏には、かなりの厳しいノルマがあるらしいのです。

住宅の営業はキツイ!

と言うイメージを作ったのは積水ハウスと言っても過言ではないでしょう。
 
言わば、パイオニアですね(笑)


 
多彩な商品
積水ハウスは主に軽量鉄骨や木造工法を軸にして、いろいろなシリーズの家があります。

ハウスメーカーは基本、大量生産が特徴なので、設計の自由度は小さくなります。
 
積水ハウスは、自由度の低さをカバーすべく数多くの商品を揃え、顧客の選択肢を増やしています。
 
積水ハウスも他の業界同様、『環境』に力をいれた商品を出しているようですが、普及に至るほどの価格帯ではないため、どちらかと言うと企業イメージ用の商品と言う事が言えそうです。


 
積水ハウスは、工場生産されます。

言わば「規格住宅」ということです。

積水ハウスではメーターモジュールという規格を採用しており、1メートル単位毎に柱の設置が可能です。

が、細かな変更等は、軽量鉄骨商品では対応が難しいのが現状のようです。

メーターモジュールは、廊下が広くなって良いという反面、それ以外の対応がほとんど出来ないようです。

なので、無駄に広いスペースが出来たりするようです。(汗)
 
 
 
土地がなくても大丈夫!
積水ハウスのグループ企業の積和不動産が土地開発や土地の仲介を行っています。

なので、土地から購入して家を建てるという方には、朗報かもしれませんね。
 
分譲地はやはり人気が高く、建築するハウスメーカーが決められているような
建築条件付きの物件が多いのですが、積水ハウスはこの分譲地まるまる開発しているようなケースもあり、そこには積水ハウスの家ばかりが建っているといったような場所もあります。
 
近年、街づくりまでトータルで計画された分譲地の開発も行っています。

開発地いっぱいに家を建てるための敷地を詰め込むのではなく、木々の緑や人が集るようなスペースを設けて、その土地に付加価値を与えるような開発も一部で行っているようです。
 


 
全棟次世代省エネ基準をクリア
積水ハウスの窓は、断熱複合サッシと遮熱複層ガラスが標準になっています。
断熱材は、ロックウールで、構造材の外側と柱間に充填する工法のようです。

性能は、省エネ基準をクリアするレベルで、2.33と公表されていますが、気密性などは特に考慮されていないようです。
 
気密性は、家の快適性を大きく左右します。

住宅性能表示の断熱基準2の住宅に気密を上げる工事を行うと、床の表面温度は断熱基準3の住宅とほとんど変わらないのです。

 

積水ハウスの評判
当然と言えば当然ですが、かなりの数をこなしてしていますので、トラブルの噂や評判も結構あるようです。

ノルマの厳しさがクレームの原因になっていることも充分考えられます。

イコール「かね」という図式がアカラサマになればなるほどクレームは多くなるでしょう。
 
 

商品力について
積水ハウスは、商品や構造についての安心感や満足度の高いことで有名です。

積水ハウスは、定期的に「住まいの参観日」といったイベントで各地にある工場見学会を開催しています。
 
が、家づくりは職人の腕や監理によって同じには仕上がらないのです。


 
価格について
積水ハウスの家は、ハウスメーカーの中でも平均的な価格だと思いますが、高いということをよく聞きます。
 
そのカラクリは、一言で言ってしまえば、オプションです。

標準仕様ではそれほどではありませんが、追加追加でフタを開けてみたら、

えっ!

こんなに高いの、?

となるようです。

 
  
家づくりは建ててしまえば一旦は終りますが、維持修繕は一生です。
 
「家をリフォームしたい」
「やむを得ず売却しないといけなくなる」
「不具合が起きた」
など、担当営業に頼る場合が多いようです。
 
積水ハウスはアフターサポートをしっかりしてくれる営業マンが多いようです。

積水ハウスで家を建てるのであれば、担当もしっかり選ぶようにしましょう。
 


現場の対応について
積水ハウスは、積和建設という積水ハウスの子会社が現場管理しているようです。

ハウスメーカーの現場担当は、自社の現場の知識しか持ち合わせていない方が多くマニュアルに沿った検査で少し突っ込んだ質問をすると回答できない場合があるようです。

一人の担当者が抱える物件数がとても多いため、現場担当の顔を見たことがないなどの不満を抱えるお施主様も多いようです。


 
商品ラインナップ
積水ハウスは鉄骨造と木造で販売体制をわけ、それぞれに非常に多様なラインナップを揃えています。
 
 

鉄骨2階建て
Be Sai+e(ビー・サイエ/美・彩・家)
ISシリーズ
IS STAGE
IS ORDER
IS ORDER J /Japan IS Modern
Be ECORDシリーズ
Be ECORD ビーエコルド
Be ECORD 家族がつながる家
Be ECORD 趣のある住まい
fi+ma



鉄骨3階建て
 BIENA
Gio-TRISTAGE
Urban Collection
β attic collection
 
 

鉄骨平屋
BeSai+e 平屋の季(ひらやのとき)
Be ECORD 平屋の季
 
 

木造住宅シャーウッド
 The Gravis(ザ・グラヴィス)
M'Gravis Stage
M'Gravis Villa
縁の家(ゆかりのいえ)
エム・ベルサ
パーソナルオーダー メイドシリーズ
パーソナルオーダー メイド ルーモア
M'axio(3階建て)
エム・ナチュラ いおり
里楽(りらく) 木造住宅シャーウッドの平屋の住まい
 
 

グリーンファースト(Green First)
IS ORDER グリーンファースト
Be ECORD グリーンファースト
BeSai+e Airkis(ビー・サイエ エアキス)
木造住宅シャーウッド グリーンファースト
エム・ナチュラ グリーンファースト


 
コンセプトシリーズ
生活を選ぶ家(鉄骨・木造ともにラインナップ)
こちらは、関東・中部・関西・九州地区のみで販売されています。
 
 

坪単価
積水ハウスは、比較的、商品の種類が多いため他のメーカーに比べると価格帯が広いようです。

50~80万円/坪が目安です。
 
ちなみに、積水ハウスで建てた方の平均的な坪単価は73.0万円/坪だそうです。

全国的に平均的な大きさは43.3坪ですので、積水ハウスで平均的な家を建てようと思うと3200万円ほどが必要ということになります。
 
ただし、これは、建物の本体価格ですので、ローンや登記などにかかる諸経費、
外構や照明、カーテン、空調機器などは含まれていません。

これらにも400万円以上は必要になるかと思います。

つまり、3600万円程度ないと積水ハウスの平均的な家が建たないということになるのです。

広告にかなりの費用を使っていますので仕方ないところなのでしょう。
 

ハウスメーカー徹底比較(三井ホーム)

三井ホーム

 

三井ホームの特長

三井ホームは、ハウスメーカーの中でもデザインが良いと思います。

 

それは、外部の建築家やインテリアコーディネーターに委託しているからなのです。

 

高所得者層には高評判で、坪100万円を超えるような家もけっこう多く建てられているようです。

 

ハウスメーカーの中でも平均坪単価が高いのは、こういったことの裏付けがあるからでしょう。

 

 また、内装やデザインの幅の広さもウケているようです。

 

たとえば、他社では対応が難しいようなアーチ状の垂れ壁や、天然大理石や総タイル張りの床など、標準仕様から大きく外れるような特殊な施工についても対応できる柔軟さを持っています。

 

薄利多売は難しくなりますが、お金をかけてでもこだわりたい方にとっては良いのではないでしょうか。

 

 

 

先駆けてツーバイフォーを採用

三井ホームはツーバイフォー工法と言う工法を取り入れており、この工法を外国から日本に導入した先駆け的なハウスメーカーです。

 

ツーバイフォーには、在来軸組み工法と違って、安全性を確保するための設計基準が細かく設けられており、他の工法に比べ比較的、間取りの制限を受け易いことがデメリットです。

 

逆に、木造軸組み工法より、外観に変化をつけることができることは、ツーバイフォーのメリットです。

 

 

超高価格帯の坪単価

構造はツーバイフォーで、他のハウスメーカーと比らべても、高額になりそうな目立った特長はありません。

 

免震や制震の技術を取り入れているわけでもありません。

 

それでは、どこにお金がかかっているのかというと、先ほどお話ししたとおり、設計やインテリアコーディネートを、社外の建築士やインテリアコーディネーターに委託するようにしています。

 

なので、外注費がかかるのです。

 

三井ホームは高級住宅といったイメージがあるためか、高所得者の顧客が多いようです。

 

また、顧客満足度が高いのも支持される理由でしょう。

 

坪単価は、75~90万/坪くらいが目安でしょう。

 

 

 

三井ホームの評判

一言で、高い!と言うのが三井ホームの評判です。

 

建築した方の平均の坪単価を見ても、ハウスメーカーの中では群を抜いて、最高クラスの坪単価です。

 

外部の建築士やインテリアコーディネーターが入っているため、営業の提案力で建物の出来栄えや使いやすさが変わるようなことはあまりないようです。

 

営業マンは、家を建てる方のアドバイザーとなって家を建てる方の相談に応じたり、お金を借りるために銀行への審査を行ったりととても重要な役割を行っています。

 

三井ホームに限ったことではありませんが、契約前は、詳しい見積り内容がわからないのです。

 

家の価格は、部材の仕様と単価、使用量をそれぞれ細かく積み上げて計算し算出されます。

 

その仕様や単価が分からないと、建物の価格は出てこないということなのです。

 

一条工務店などのように、

(標準仕様の坪単価) × 坪数 + オプション + その他工事費

で計算するところもありますが、通常は、使う材料の費用を足し合わせて出しますので、詳細見積もりがないと、何にどれくらいお金がかかっているのかわからないのです。

 

詳細見積もりがないと、どこかを変更したいときに、金額がどうなっているのか分からないのです。

 

家を建てるときに軽微な変更であっても、数百万円アップになることは、消して珍しいことではありません。

 

見積りの金額が高いか安いかはなかなか判断出来ないでしょう。

 

すべてに納得するためには、契約前に詳細見積もりもらうことです。

 

 

 

三井ホームの商品

三井ホームは、規格型住宅、準規格型規格、自由設計の3つから選択できます。

 

 

 

規格型住宅

比較的坪単価を抑えた商品としてラインナップしています。

 

ただし、外観や間取りはほとんど変更ができず、建売住宅とあまり変わりません。

 

ただ、この規格住宅で建売住宅などと違うところは、センスのいいデザインが多いということです。

 

あまり選べないため、街で見かけた家が

三井ホームのカタログで見たものと同じということもあります。

 

手軽にセンスの良い家を買いたいと思っている方にとっては、魅力的な商品なのかもしれませんね。

 

坪単価は、55~65万円/坪のようです。

 

 

 

準規格住宅

規格住宅に比べ、間取りの軽微な変更や外観デザインのバリエーションが増えたのが準規格住宅です。

 

全く間取りの変更が出来ない規格住宅に比べると、こちらは、家づくりの楽しみがアップするでしょう。

 

注文住宅で家を建てるのであれば、ある程度自由のきくほうがよいでしょう。

 

坪単価

65~75万円/坪と、大手ハウスメーカーと同じくらいの価格帯ですが、他のメーカーでは、この価格で自由設計が可能です。

 

 

 

自由設計

 

三井ホームの特長である、

『外部の建築士やインテリアコーディネーターとの家づくり』が出来るプランです。

 

ツーバイフォーであることから、間取りの自由度はそれほど高くありませんが、

外観や内装など他社では難しい充実した提案を受けることができます。

 

坪単価

75~90万円/坪です。

自由設計の場合は、坪単価の上は100万円を超える場合もあり要望によっては、どこまでも上がります。

 

三井ホームの全館空調WELLBREEZE plus(ウェルブリーズ・プラス)の評判

 

 

三井ホームでは、オプションで全館空調システムを選択することもできます。

 

これは、Wellbreeze plus(ウェルブリーズ・プラス)という商品なのですが、

暖房・冷房・除湿・加湿・換気・空気清浄・脱臭ができるとされています。

 

全館空調は、電機メーカーから分社化したハウスメーカーで採用されることは多かったのですが、

三井ホームの家でも、選択することが可能です。

 

通常、暖冷房や除湿、換気や空気清浄、脱臭を行える機器はあったのですが、このシステムの最大の特徴は加湿機能が付いていることです。

 

加湿は、カビや結露、消費電力、給水をどのように行うのかなどの問題から、

機器の機能に入れることは難しいとされていました。

 

エアコンでも加湿機能が付いたものはダイキン工業の商品しかないほど、高い技術が必要になります。

 

このウェルブリーズ・プラスは全館空調システムに給水管を接続する方式ですが、短時間に加湿できる能力はそれほど高くありません。

 

ダクト内部のカビの発生を抑制するためだと思いますが、冬は、暖房運転中は常に加湿も行う使い方となってしまうので、電気代が気になります。

 

また、ダクトのカビや汚れの対策として、ダクト内に抗菌のための樹脂コーティングをしているようです。

 

汚れやカビの胞子に対しては、効果的な方法ですが、樹脂の特性上、ニオイの吸着は完全に防ぐことはできないようです。

 

家族全体で生活臭や体臭などのニオイを共有することになりますので、

2世帯住宅を考えている場合などには、しっかりとそのあたりも検討したほうがよいでしょう。

 

 

ウェルブリーズのメリットとデメリット

 

メリット

エアコンなどの暖冷房や除湿器、加湿器を部屋の中に置かなくてすむので、部屋がすっきりする換気システム、暖房、除湿器、加湿器、空気清浄機などすべての機器を揃えるよりもイニシャルコストが安く抑えられる掃除が1か所でいいため、日頃のメンテナンスが楽になる

1か所で家の空調の監理が可能

 

 

★ デメリット

 

各室の温度調整ができないため、暑がりと寒がりがいる家庭では、温度調整が難しいエアコンなどに比べると、消費電力が上がる本体を設置するためのスペースが必要取り付け位置を考慮しないと、本体の騒音が気になるメンテナンスの年間契約を結ぶ必要がある(1万円/年)

30年程度の期待耐用年数のため、30年に1度大きな出費が予想される技術の進歩で効率が上がっても、気軽に交換というわけにはいかない脱臭フィルターを定期的に交換しないと、家族のニオイを共有することになる

 

 

 

ハウスメーカー徹底比較(住友林業)

住友林業
 
住友林業の特長
独自の「きづれパネル」という耐震壁
 
住友林業の「きづれパネル」とは、木造軸組工法の「耐力壁」という耐震要素に用いられるパネルを指します。

分かり易いイメージは、ホームセンターなどで売っている格子状のラティスフェンスです。

住友林業が標準仕様で耐震等級3を実現できるのは、住友林業のマルチバランス構法で採用される「きづれパネル」の強度が高いからです。
 
一般的に、木造軸組工法の「耐力壁」という壁には、構造用合板や筋交い等の材料が用いられるのですが、その耐力壁1枚当たりの強度を表す「壁倍率」のは「2.5倍」程度。
(壁倍率の値は数字が大きいほど強度が上になります。)
 
それに対し、住友林業はホワイトウッドやカラマツを格子状に組んだ材料を、
国土交通大臣のお墨付きをもらった耐力壁(きづれパネル)として採用しており、耐力壁1枚当たりの「壁倍率」はなんと最大で「5.0倍」。
(この場合、釘の固定間隔を密にして、施工する必要があります!)
 
よって、住友林業の壁1枚当たりの強度は、一般的な木造住宅の耐力壁と比べると2倍程度高く、高い耐震性の住宅を実現出来るのです。

これが、「耐震等級3が標準仕様」の内容です。

住友林業だけがこのような特徴を持っているわけではなく、 積水ハウス(シャーウッド)、 一条工務店、東日本ハウスなどの大手ハウスメーカーや、建材メーカーでも同じような特徴はあります。
 
なので、それほど目立ったものではありません。
 
ただ、耐震等級があるということは、壁が多いということなので、広い空間を作りにくいという難点があります。 
 
 
 
ビッグフレーム(BF)構法
 
住友林業では、ビッグフレーム構法という建物内部の柱や壁を少なくできる構法が選択できます。

このビッグフレーム構法は、木造でありながら、重量鉄骨造に近い工法になっています。

主な特徴としては、建物内部に構造上必要な柱などが少なく、広い空間を実現できるため、大きな窓が取りやすいビルトインガレージなどの大開口にも対応できる3階建てでも1階に窓が多くとれるため明るい構造上必要なうち壁が少ないため将来間取りを変更するリフォームが容易などがあります。
 
マルチバランス構法と比較して、それほど価格に差があるわけではないようなので、3階建てや大空間を作ることを重視しているご家族には向いていると思います。
 


住友林業の評判
住友林業は、木造では販売実績が1位の会社のため、いろんな評判がありますが、
最近では、木造を中心に販売するハウスメーカーらしく海外での植林活動も積極的に行っており、高い評判を得ています。
 
 
 
住友林業の評判
 
住友林業のHPにも記載されている通り、
住友林業の耐震等級は標準仕様で耐震等級3を実現しています。
 
耐震等級3とは、現行の建築基準法の1.5倍の強度を有する建物に対して与えられる認定です。
 
1995年の阪神大震災では木造住宅の多くが倒壊したということで、「木造軸組工法(在来工法)は地震に弱い」というイメージがあるかもしれませんが、実は阪神大震災時に倒壊した木造住宅のほとんどが老朽化した築年数の古い建物でした。

メディアでは、「阪神大震災で倒壊した住宅は木造軸組工法が多かった」
という情報が伝えられ、「木造=地震に弱い」というイメージに結びついてしまったのです。
 
住友林業は、独自の「きづれパネル」によって耐震性を上げているので、安心できる家だと思います。
 
住友林業をはじめ、多くの木造住宅で
建築基準法の1.5倍の強度である耐震等級3の認定を受けることが可能です。

地震にできる限り強い家を建てたい方は、この耐震等級がひとつの目安となります。

最高等級である3を満たすためには、
設計段階から耐震性を考慮しなければなりませんので、早い段階で要望を伝えることが重要です。
 
 

提案力があるという評判
 
住友林業の営業方法は、引き合いのあったお客様に5万円を負担してもらって
敷地調査を行い、プラン作成を行います。

通常、契約前は、高額物件でもない限り、設計、ましてやコーディネーターは
営業活動に同行することはありませんが、住友林業は契約前でも設計やコーディネーターが同行するようです。

当然、営業単独でのプレゼンテーションよりも、提案力が格段に違いますし、そのような手厚い待遇をされれば、「住友林業さんに頼もうか」という気にもなります。
(地域によって要確認!)
 
 

営業の評判
 意見が分かれるところですが、脈がないお客さんにはめっぽう冷たい!

という話を聞きます。

全ての営業マンがそうではないと思いますが、せっかく良い商品を武器にしているのにあからさまな態度をしているのは残念ですね。
 
住友林業に限ったことではない話ですがね。

 

 
住友林業の坪単価
住友林業は、木造のハウスメーカーの中では、坪単価が高いハウスメーカーの一つです。

平均が坪当たり75万円ですので、40坪の家を建てたとすると、3000万円が必要です。
 
また、この金額は、建物の本体工事費ですので、外構や照明、カーテン、空調機器などは含まれていません。

そういったその他費用が、安くても400万円程度かかってきますので、住友林業で平均的な家を購入しようと思うと3400万円くらいはかかるでしょう。
 
通常、木造よりも鉄骨住宅の方が高い場合が多いのですが、高所得層をターゲットとしているため、積水ハウスやダイワハウスなどの鉄骨メーカーよりも平均坪単価が上がっているのです。
 
住友林業には、社員全体にしめる資格者の割合が高いことも家の価格が上がる原因になっているのだと思います。
 

ハウスメーカー徹底比較(一条工務店)

一条工務店

一条工務店の特徴は、「免震」をはじめ、「高気密高断熱」や「加圧注入による防蟻処理」などを他社に先駆けて開発し、一条工務店の商品を海外の関係工場で製造することで大手ハウスメーカーの平均坪単価よりも安い価格を実現しているところです。

一条工務店ではハウスメーカーとしては珍しく、『一条工務店専用の商品開発や製造を行う関係工場』を持っており、キッチンやお風呂などの住宅設備ま
で生産しているようです。

種類はかなり多く、だいたいのものはこちらで手配出来ます。
 
 
一条工務店の特徴
断熱性と気密性がポイント
 
 
断熱性能・気密性を「Q値」、「C値」と言う指標で比較すると、もっとも数値が良いのは、輸入ハウスメーカーやツーバイフォーメーカーではなく、木造軸組工法(在来工法)の一条工務店でした。
 
住宅の断熱性能比較(C値、Q値:ハウスメーカー18社)
 
2011年現在の断熱・気密性のランキングでも、トップとなっており、一条工務店の窓と壁・床・天井の断熱スペックは、部位別に見てもかなりのハイスペックです。

2×6の「i-cube」も発売しており、高気密・高断熱住宅の本場、北海道にも進出しています。

(一条工務店の「i-cube」はQ値: 0.76 )
 
これは、一条工務店の断熱性・気密性の高さを証明するものです。
 
 部位  スペック
 窓  樹脂サッシ+二重LOW-Eガラス
(ガラス3mm+空気層12mm、アルゴンガス充填)
 壁の断熱材  ビーズ法ポリスチレンフォーム特号 120mm
 床の断熱材  ビーズ法ポリスチレンフォーム特号 90mm
 天井の断熱材  ビーズ法ポリスチレンフォーム特号 145mm
換気システム  全熱交換型換気システム 温度交換効率90%
<一条工務店の「夢の家」を参照>
 
一条工務店は2007年には、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」で大賞を受賞しており、高気密高断熱をうたうスウェーデンハウスとともに、最高水準の省エネ住宅と認められました。

また、高気密高断熱住宅特有の省エネ性能の上に、エコロジーの活動も評価され、2011年にはエコ・ファースト企業として、環境大臣から認定されました。

一条工務店は標準で「温度交換効率90%の熱交換型換気システム(ロスガード90)」の導入、全棟気密測定の実施を行うなど、「気密性(C値)はうたうけれど、気密測定は実施しないメーカー」
「高気密・高断熱住宅をうたっているけれど、換気のロスを考慮していないメーカー」と比べても、高気密・高断熱住宅に対する一条工務店の考え方はしっかりしています。
 
一条工務店の換気システム(ロスガード90)ですが、業界ではNo.1の熱交換効率を謳っています。

温度と湿度を交換する全熱交換を採用していますので、エネルギーのロスが非常に小さくなります。

外から取り込む空気の清浄度は、セキスイハイムの方に軍配があがりますが、ロスガード90も花粉のサイズの粒子であれば、ほぼ完全に除去できるほどです。

また、交換フィルターも一条工務店の系列工場で製造、販売するなど将来にわたった住宅の安全と、メンテナンスにかかる費用を抑えることは好評価です。
 
高気密・高断熱住宅を建てる大手ハウスメーカーの中では、スウェーデンハウスと、一条工務店がトップクラスです。
 


耐震性とその歴史
一条工務店は静岡県浜松市で創業した会社です。

東海地方は、過去の東海地震の被害が非常に大きかったことや、次の地震がいつ来てもおかしくないと言われていることもあって、地震に対しての意識が非常に高い地方です。

そのため、一条工務店は創業当時から、
地震が来ても家族が安心して生活できる耐震性能の高い家を建てることを目指しており、その取り組みが高い評判となっています。
 
「地震がきても本当に安全な家づくり」
を目指し、業界に先駆けて一条ハイブリッド免震住宅を当時の一般大臣認定を
取得しました。
 
この一条工務店の地震に対する取り組みが、今の一条工務店の評判の礎(いしずえ)になっているのでしょう。
 


免震住宅『一条ハイブリッド』
 ハウスメーカーの中で、普及型のに免震住宅を最初に開発したのは、この一条工務店です。

今でこそ、いろいろなハウスメーカーが免震住宅を発表するようになりましたが、価格の高さから普及には至っていないのが現状で、一条工務店の実績は群を抜いています。

日本の戸建て免震住宅の約8割が、一条工務店と聞くと、他のハウスメーカーとの差が大きいことが分かります。
(2009年9月現在。一条工務店の免震住宅受注実績は、全国で年間3,200棟に到達)



加圧注入によるシロアリ対策
 木造住宅でコワいのがシロアリですが、一条工務店ではシロアリ対策に「ACQ」と呼ばれる塩化ベンザルコニウムと銅を主成分とした薬剤を使っています。

その薬剤を、タンクローリー車の後ろのような形状をした専用の機械に木材を入れ、タンクの中を加圧減圧を繰り返し、木材表面に薬剤を固着させる方法で
長期間シロアリの被害を受けにくくする方法を採用しています。

以前はヒ素を含んだCCAという薬剤を使用していた経緯もありますが、ヒ素の毒性の強さに対する懸念や焼却処理しても土中に残留する成分が多く現在はこのACQに切り替えられています。

このACQに含まれる塩化ベンザルコニウムですが、おしぼりや赤ちゃんのおしりふきなどでも使われる薬剤で人体への影響は小さいとされています。

 

一般的に大手ハウスメーカーは、モデルハウスの見栄えを重視して、高額な設備やオプションになるような家具、照明などを導入しているのことが多いですが、
一条工務店の展示場は実物に近い作りにしているので、ここもポイントです。
  
 
海外で開発・製造
 大手ハウスメーカーでも自社の製品を海外の関係工場で開発・製造しているようなハウスメーカーは聞いたことがありませんが、一条工務店はこれにより製造コストを抑えています。

デフレが進み、海外に工場を置く企業が増えてきましたが、ここでも、先進的な取り組みをしているのです。
 
 
 
一条工務店の評判
一条工務店は、CMなどをしていないので、インターネットで知りたい内容を検索される方も多いのではないでしようか。
 
知名度やブランディングのために、CMを行うハウスメーカーも多いのですが、
一条工務店では、経費の数%にも及ぶであろう宣伝広告費をかけないことは、好評判です。



デザイン
他社では豊富なデザインサイディングの中から外壁を選べるのに対し、一条工務店では未だに、一昔前のリシン吹付けの外壁仕上げを選ぶのは少し遅れている気がします。
(最近では、i-smartでTOTOのタイルの外壁「キラテック」を採用していますし、デザインサイディングも種類が豊富になってきたので、評判は少し改善されたようです)
また、若い方の中には、一条工務店の重厚すぎる内装に対して拒絶する方も多いようです。
性能を重視される方も多いと思いますが、家への愛着ということを考えると、
やはりデザイン、見た目というのも大切ですね。
 
「セゾン」からはじまり、「ブリアール」が発売され、
現在は、「i-cube(アイキューブ)」や「i-smart(アイスマート)といった商品がラインナップに加わっています。徐々に出窓にタイル+リシン吹付けといった一条工務店独特のデザインが変わってきており、i-smartのハイドロテックタイルなどを採用し、スタイリッシュな雰囲気を出していますが、選べる外壁の種類は多くないようです。
  


太陽光発電システム
 一条工務店では、太陽光発電システムを積極的に売りだしています。

キャンペーンの内容を見ると、
「太陽光発電システムの設置にかかる初期費用は0」
といった、かなりセンセーショナルな内容で、非常に興味をそそられます。
 
太陽光発電システムを設置するためには200万円ほどの費用がかかりますが、
その費用を一条工務店が肩代わりし、光熱費が抑えられた分で、一条工務店に毎月返済するようです。
(返済額は事前に決められ、契約を交わす形のようです。)

非常に考えられた珍しいシステムと言えるでしょう。

太陽光発電システムも関連会社で製造しているようですので、一条工務店に掛かる経費が抑えられ、無借金経営を続けている一条工務店だからできるキャンペーンなのかもしれません。

ちなみに、一条工務店の太陽光発電システムは、「HRD」という会社でJ-PECにも登録され、国の補助金を受けることが可能です。
 


営業の評判
 一条工務店の評判でも、営業担当がころころ変わるらしいです。

一条工務店で家を建てる方にとっては、担当営業が変わることは不安要素になります。

依頼したことをしっかりと伝達出来ていなかったり、一からの人間関係を作っていかないといけないであるとか。。。

一条工務店の、営業さんは、一条工務店の商品や予備知識に関してはよく知っています。

展示場に行ったらそのあたりも忘れずに聞いてみましょう。



水廻りが選べない…
 女性の城ともいえるキッチンですが、気にいった商品から選びたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし一条工務店では、キッチンはオリジナル商品として関係工場で作っているので、ラインナップはかなり少ないです。

なので、いろいろと選びたい方には少しものたりないかもしれませんね。


 
一条工務店の商品ラインナップ
一条工務店の商品は、外観や構造、規格住宅か自由設計、3階建てで商品の種類が分けられ、高気密高断熱の仕様(夢の家)や免震などをオプションで選択する方式です。
 
洋風セゾン(SAISON)
 
一条工務店でもっともベーシックな商品です。
外壁のタイルや出窓、内装材など標準で付くものによって3つのグレード(Aタイプ、Fタイプ、Vタイプ)があります。
坪単価は50万円~と言われていますが、
諸経費などを加え、床面積で計算し直すと 60~75万円といった価格となります。
 

ブリアール(brillart)
 
南欧風の外観や内装の仕様です。
一条工務店の建物で特徴的な「出窓」はつかず、若い層に向けた商品のようです。
坪単価は、60~70万円となるようです。
 

ファミーユ(Famille)
 
一条工務店の3階建てです。
坪単価は、70~80万円となるようです。
 
円熟の家 「百年」
 
一条工務店の和風の家。
坪単価は、70~80万円となるようです。
 

アシュレ(ASSURE)
 
一条工務店の規格住宅。
規格とすることで坪単価が抑えられています。
坪単価は、50~60万円となります。
 

i-cube(アイ・キューブ)
 
一条工務店の壁式枠組み工法の家。
業界トップクラスの高気密高断熱仕様や床暖房が標準で付きます。
坪単価も50万円台~と非常に抑えた価格設定になっており、
受注を伸ばしている商品のようです。
 

i-smart(アイ・スマート)
 
i-cubeと同じ壁式枠組工法の家。
業界トップレベルの高気密高断熱仕様(Q値:0.82)や、床暖房、太陽光発電システム、ハニカムシェードなどが標準。
パナホームと同じハイドロテックの外装タイル(TOTO製)や、パノラマウィンドウ、フラットな屋根ですっきりとした外観になっています。一条工務店の特長であるデザインの古さは、この商品では感じません。
 
坪単価は、建物本体価格で56万円となっていますが、オプションやその他にかかる費用がありますので、単価で60万円~70万円くらいはかかると思っておいたほうが良いでしょう。
 
 
 
一条工務店の坪単価
一条工務店では施工面積に坪単価をかけて算出されます。

また、高気密高断熱(夢の家)仕様や床暖房などはオプション(一部商品を除く)となっており、坪単価に数万円加算される計算方法です。