ハウスメーカー徹底比較(積水ハウス)

 積水ハウス

 積水ハウスと聞いて、聞いたことがない人はいないでしょう。

というくらい、積水ハウスはブランド力のあるハウスメーカーです。

テレビCMで聞いたことがあると思いますが、

「せきす~い、は・う・す~♪」

のあのメーカーです。
 積水ハウスは住宅業界では一目置かれる存在でしょう。

また、グループ企業として、積和不動産、積和建設などもあります。


 
積水ハウスの特徴
積水ハウスは年間6万棟と圧倒的な引き渡し数を誇ります。
 
積水ハウスは賃貸住宅の戸数も多く、賃貸住宅と注文住宅の割合は3:7程度のようです。
 


積水ハウスは宣伝も去ることながら、営業力も目を見張るものがあります。

その裏には、かなりの厳しいノルマがあるらしいのです。

住宅の営業はキツイ!

と言うイメージを作ったのは積水ハウスと言っても過言ではないでしょう。
 
言わば、パイオニアですね(笑)


 
多彩な商品
積水ハウスは主に軽量鉄骨や木造工法を軸にして、いろいろなシリーズの家があります。

ハウスメーカーは基本、大量生産が特徴なので、設計の自由度は小さくなります。
 
積水ハウスは、自由度の低さをカバーすべく数多くの商品を揃え、顧客の選択肢を増やしています。
 
積水ハウスも他の業界同様、『環境』に力をいれた商品を出しているようですが、普及に至るほどの価格帯ではないため、どちらかと言うと企業イメージ用の商品と言う事が言えそうです。


 
積水ハウスは、工場生産されます。

言わば「規格住宅」ということです。

積水ハウスではメーターモジュールという規格を採用しており、1メートル単位毎に柱の設置が可能です。

が、細かな変更等は、軽量鉄骨商品では対応が難しいのが現状のようです。

メーターモジュールは、廊下が広くなって良いという反面、それ以外の対応がほとんど出来ないようです。

なので、無駄に広いスペースが出来たりするようです。(汗)
 
 
 
土地がなくても大丈夫!
積水ハウスのグループ企業の積和不動産が土地開発や土地の仲介を行っています。

なので、土地から購入して家を建てるという方には、朗報かもしれませんね。
 
分譲地はやはり人気が高く、建築するハウスメーカーが決められているような
建築条件付きの物件が多いのですが、積水ハウスはこの分譲地まるまる開発しているようなケースもあり、そこには積水ハウスの家ばかりが建っているといったような場所もあります。
 
近年、街づくりまでトータルで計画された分譲地の開発も行っています。

開発地いっぱいに家を建てるための敷地を詰め込むのではなく、木々の緑や人が集るようなスペースを設けて、その土地に付加価値を与えるような開発も一部で行っているようです。
 


 
全棟次世代省エネ基準をクリア
積水ハウスの窓は、断熱複合サッシと遮熱複層ガラスが標準になっています。
断熱材は、ロックウールで、構造材の外側と柱間に充填する工法のようです。

性能は、省エネ基準をクリアするレベルで、2.33と公表されていますが、気密性などは特に考慮されていないようです。
 
気密性は、家の快適性を大きく左右します。

住宅性能表示の断熱基準2の住宅に気密を上げる工事を行うと、床の表面温度は断熱基準3の住宅とほとんど変わらないのです。

 

積水ハウスの評判
当然と言えば当然ですが、かなりの数をこなしてしていますので、トラブルの噂や評判も結構あるようです。

ノルマの厳しさがクレームの原因になっていることも充分考えられます。

イコール「かね」という図式がアカラサマになればなるほどクレームは多くなるでしょう。
 
 

商品力について
積水ハウスは、商品や構造についての安心感や満足度の高いことで有名です。

積水ハウスは、定期的に「住まいの参観日」といったイベントで各地にある工場見学会を開催しています。
 
が、家づくりは職人の腕や監理によって同じには仕上がらないのです。


 
価格について
積水ハウスの家は、ハウスメーカーの中でも平均的な価格だと思いますが、高いということをよく聞きます。
 
そのカラクリは、一言で言ってしまえば、オプションです。

標準仕様ではそれほどではありませんが、追加追加でフタを開けてみたら、

えっ!

こんなに高いの、?

となるようです。

 
  
家づくりは建ててしまえば一旦は終りますが、維持修繕は一生です。
 
「家をリフォームしたい」
「やむを得ず売却しないといけなくなる」
「不具合が起きた」
など、担当営業に頼る場合が多いようです。
 
積水ハウスはアフターサポートをしっかりしてくれる営業マンが多いようです。

積水ハウスで家を建てるのであれば、担当もしっかり選ぶようにしましょう。
 


現場の対応について
積水ハウスは、積和建設という積水ハウスの子会社が現場管理しているようです。

ハウスメーカーの現場担当は、自社の現場の知識しか持ち合わせていない方が多くマニュアルに沿った検査で少し突っ込んだ質問をすると回答できない場合があるようです。

一人の担当者が抱える物件数がとても多いため、現場担当の顔を見たことがないなどの不満を抱えるお施主様も多いようです。


 
商品ラインナップ
積水ハウスは鉄骨造と木造で販売体制をわけ、それぞれに非常に多様なラインナップを揃えています。
 
 

鉄骨2階建て
Be Sai+e(ビー・サイエ/美・彩・家)
ISシリーズ
IS STAGE
IS ORDER
IS ORDER J /Japan IS Modern
Be ECORDシリーズ
Be ECORD ビーエコルド
Be ECORD 家族がつながる家
Be ECORD 趣のある住まい
fi+ma



鉄骨3階建て
 BIENA
Gio-TRISTAGE
Urban Collection
β attic collection
 
 

鉄骨平屋
BeSai+e 平屋の季(ひらやのとき)
Be ECORD 平屋の季
 
 

木造住宅シャーウッド
 The Gravis(ザ・グラヴィス)
M'Gravis Stage
M'Gravis Villa
縁の家(ゆかりのいえ)
エム・ベルサ
パーソナルオーダー メイドシリーズ
パーソナルオーダー メイド ルーモア
M'axio(3階建て)
エム・ナチュラ いおり
里楽(りらく) 木造住宅シャーウッドの平屋の住まい
 
 

グリーンファースト(Green First)
IS ORDER グリーンファースト
Be ECORD グリーンファースト
BeSai+e Airkis(ビー・サイエ エアキス)
木造住宅シャーウッド グリーンファースト
エム・ナチュラ グリーンファースト


 
コンセプトシリーズ
生活を選ぶ家(鉄骨・木造ともにラインナップ)
こちらは、関東・中部・関西・九州地区のみで販売されています。
 
 

坪単価
積水ハウスは、比較的、商品の種類が多いため他のメーカーに比べると価格帯が広いようです。

50~80万円/坪が目安です。
 
ちなみに、積水ハウスで建てた方の平均的な坪単価は73.0万円/坪だそうです。

全国的に平均的な大きさは43.3坪ですので、積水ハウスで平均的な家を建てようと思うと3200万円ほどが必要ということになります。
 
ただし、これは、建物の本体価格ですので、ローンや登記などにかかる諸経費、
外構や照明、カーテン、空調機器などは含まれていません。

これらにも400万円以上は必要になるかと思います。

つまり、3600万円程度ないと積水ハウスの平均的な家が建たないということになるのです。

広告にかなりの費用を使っていますので仕方ないところなのでしょう。