危険が危ない!

産業別死亡者数で建設業の占める割合は約1/3だって知ってましたか?

平成22年度で見てみると
全産業での死亡者数1195人に対して、建設業は365人でした。

そのうち、
墜落・転落災害161人(44.1%)
建設機械・クレーン等災害、53人(14.5%)
倒壊・崩壊災害29人(8%)
となっています。

これを、建設業の三大災害と言います。

365人のうち、約2/3が三大災害ということになるのです。

各社では、なんとかこれを食い止めようといろいろな策を講じていますが、なかなか減らないのが実情のようです。



家づくりも例外ではありません。

・足場の組立・解体作業
・棟上げ時の組立作業
・棟上げ時のレッカー作業
・屋根工事

などと、常に危険と隣合わせです。



例えば、
真夏の屋根の上は、卵が焼けるほどの暑さに達しています。

言い換えれば、フライパンの上で仕事をしているようなものです。

想像しただけでも尋常じゃないことがわかりますよね。

そこでもし、熱中症になったらどうなりますか?

目の前が真っ暗になり、平衡感覚がなくなって、意識が遠くなり転落につながるのです。

これから家づくりをして、新しい生活が始まる場所でそんな不幸なことが起きたら嫌ですよね。

ケガや事故の原因には、心理が深く関わっています。

例えば、
もう少し安くしてと値切るとします。
仕方ないので合意します。
安くした分を稼がなければと無理をします。
気持ちに余裕がなくなり正しい判断が出来なくなります。
事故につながります。

ということです。

事故やケガには他にも様々な要因がありますが、ギスギスした現場はマイナスの要因はあってもプラスはありません。

安全はお金で買うという意識も必要なのかもしれませんね。(^^)マル