ハウスメーカー徹底比較(アキュラホーム)
アキュラホーム
アキュラホームもまた、低価格住宅の携帯をとっています。
低価格住宅は、薄利多売で『どれだけまとまった数を一気に購入するか』によって変わってきます。
ハウスメーカーと工務店の仕入れ単価は、少なく見ても2割ほど違うのが現状です。
そこに利点に早くから目を付けたのが、アキュラシステムを作った
ナックという会社です。
よりたくさんの数をまとめて購入できるように、「ジャーブネット」という日本最大の工務店ネットワークを作り、アキュラシステムを使って、建築資材の大量購入を実現しました。
そして、坪単価表示も、なるべく安く見せるなど、インパクトを与える戦略をとってきました。
タマホームを知る方が見れば、
「アキュラホームとタマホームって何が違うの?」
と思うかもしれませんが、タマホームは、もともとジャーブネットに加盟していた工務店を全国に展開したのがタマホームなのです。
企画住宅がメイン
坪単価を抑えるためには、商社や卸問屋との価格交渉がキーポイントになります。
アキュラホームは他のローコストのハウスメーカー同様、企画(規格)型の住宅販売がメインです。
部材や設備機器を大量に購入するためには、選択の自由度が犠牲になります。
ローコスト住宅の最大の欠点ですね。
ローコスト住宅では、標準仕様で、なるべくオプションを付けないことが基本です。
ローコスト住宅でオプションが多いと、価格帯がワンランク上のメーカーで建てる方が安くなる場合がありますのでご注意下さい。
見た目の坪単価だけで判断せずに、どんな家づくりをしたいのかを整理し、その家づくりを実現するためには、どこに依頼するのが一番良いのか、仕様の違いやオプションの金額などを確認して決めるとが、失敗しない家づくりのコツですね。
アキュラシステム
アキュラホームに加盟する工務店は、アイフルホームのようなフランチャイズ・チェーン形式よりも
各加盟店の技術力を活かす場があるようですが、工務店の力量に左右される恐れがありますのでご注意下さい。
アキュラホームの評判
地域によって対応に差が大きいように感じます。
契約前に、担当する営業マンがお引き渡しをした物件を案内してもらったり、現場に行って、現場を見ながら職人さんとお話しして知識や経験がどのくらいなのかをチェックするといいかもしれませんね。
商品と価格について
アキュラホームで建てた方の評判は、あまり悪くない印象を受けます。
設備や仕様も、価格に見合ったもので、タマホームなどと違い、必要に応じて設計やインテリアコーディネーターなどの、各専門の担当者が営業担当と同席して打合せを行っていることも大きなポイントでしょう。
家づくりは、短期間でいろんなことを決めなくてはならず、おそらく人生で一番高い買い物です。
満足度出来る家づくりをするためにも、分からないことをそのままにしないで、十分な説明を聞いて、納得してから判断することが大切です。
アキュラホームの商品
アキュラホームが販売する住宅のバリエーションは分かりやすくなっています。
また、尺モジュールとメーターモジュールの両方を採用しています。
OPTIS(オプティス)シリーズ
SI技術を導入し200年住宅を目指したシリーズで下のようなラインナップがあります。
長期優良住宅「オプティス」
オール電化の家
高気密高断熱の家
「高気密高断熱の家」+オール電化
「高気密高断熱の家」+太陽光発電・オール電化
太陽光発電の家
暮らしの新発想 「大収納のある家」
住み継ぐ家「長期優良住宅」
シンプル設計の家
収納上手の家
空間上手の家
空間上手Ⅱの家
三階のある家
平屋の家
二世帯同居の家
愛犬と暮らせる家
商品のコンセプトが分かりやすく分類されていますので、家へのこだわりに応じて選択出来ます。
坪単価
坪単価は30万円以内~となっていますが、実際には、坪単価は50万円近くになるようです。
また最近では、「新住まい55」という商品名で、550万円から建てる家づくりとして、コストパフォーマンスを最大限活かした住宅の販売を行っているようです。
こちらについては、経費を極力削減した家ですが、長期優良住宅対応など、時代にそくした商品でこの価格は、魅力的だと思います。
ジャーブネットでもこの商品は販売されているようですので、ジャーブネット加盟店に相談してみるのもいい方法ですね。
坪単価以外のもの
アキュラホームのホームページには、参考価格が掲載されていますが、その中に含まれない費用があります。
建物を建てる際には必ず必要な費用なので、念頭に入れておいて下さい。
☆ 屋外給排水工事
上下水が来ていれば工事費はそれほどかかりませんが、
合併浄化槽を設置しないといけない土地だと大きなお金がかかる場合があります。
☆ ガス工事
ガスの引き込みにかかる費用です。
☆ 設計費
自由プランにする場合の「間取り作成」、建築確認申請や工事に必要な図面を作成する費用です。
☆ 幹線引込工事
電気の引き込みにかかる費用です。
☆ 外構工事
庭をつくったり、門を建てたり、植栽を行ったりするのにかかる費用です。
☆ 地盤調査、地盤改良工事費
地盤の固さ(地耐力)を調べるための費用と、軟弱地盤を改良するための工事費です。
☆ 確認申請費
建物が建築基準法などの関係する法律に適合する旨の書類を
自治体に提出するための費用です。
☆ 登記関係用などの諸費用
不動産を登記するための費用です。
これら工事費は決して安いものではありません。
また、カーテンや照明、空調設備なども当然価格には含まれていません。
敷地によっては、500万円以上アップする場合がありますので、事前にどれくらいかかるものなのかをしっかりと確認しておいたほうがいいでしょう。
また、見積へと進む場合には、設計料と地盤調査費用がかかります。