坪単価のカラクリ(part2)

平屋建ての家もあれば、総2階建ての家もあります。

どんなに小さな家でも、どんなに大きな家でも、浴室はあります。

どんなに小さな家でも、どんなに大きな家でも、トイレはありま
す。



坪単価って、考えたことありますか?



建物の作りが違うんだから値段だって違うに決まってるじゃねーか!(`Δ´)!プンプン

と思うかもしれませんが、少し細かく分析していきましょう。

まず建物の礎、すなわち基礎は建坪面積に比例して増えていきます。

建物の外部工事をするための足場は、外壁面積に比例して増えていきます。

屋根面積は、陸屋根【ろくやね】(平な屋根)と矩勾配【かねこうばい】屋根(45°の屋根)では矩勾配屋根のほうが√2=約1.414倍増えます。

また、屋根勾配がキツイと墜落、転落の危険があり、作業性の観点からも屋根足場が必要になってきます。

4寸勾配(水平に10、垂直に4を結んだ勾配)を超える勾配には、屋根足場が必要かと思われます。

屋根の形状も片屋根・切妻・寄棟・入母屋・陸屋根etc…とさまざまで、当然ながら形状で価格が違います。



これを踏まえて、

問題!テ~レッ!

平屋建て40坪と総2階建て40坪ではどちらが安いでしょう?



正解は総2階建て40坪です。

解説…総2階建て40坪とは、1階20坪、2階20坪です。

基礎工事は20坪となり、平屋建て40坪の半分で済みます。

屋根工事も同じことが言えるのです。



問題!テ~レッ!

20坪の家と40坪の家、坪単価が安いのはどっち?



正解は40坪です。

解説…20坪の家にも40坪の家にも浴室・トイレ・キッチン等はあります。

例えば浴室40万、トイレ10万、キッチン50万の合計100万とします。

20坪の家の場合…100÷20=5
すなわち坪単価=50,000円

40坪の家の場合…100÷40=2.5
すなわち坪単価=25,000円

ということになり、それぞれが坪単価に反映されます。( ̄^ ̄)ゞ



まとめ(^^♪

小さくても割高になり、一部2階建て等の建物形状が複雑になればなるほど役物や取合い等が増え、割高になります。

40坪 総2階建て切妻屋根or片屋根が、坪単価が安い目安のようです。