職人のイロハ

一言に職人と言っても、たくさんの職種があるのはご存知かもしれませんが、少しオサライしたいと思います。



まずは設計図を書く人。(建築士)
それから現場を管理する人。(現場監督)
基礎工事をする人。(基礎屋)
足場を組む人(鳶)
木工事をする人。(大工)
屋根工事をする人。(屋根屋)
サッシュを持ってくる人(サッシュ屋)※取付は大工
外壁を張る人。(外壁屋)
石膏ボードを張る人(大工orボード屋)
クロスを張る人。(内装屋)
左官工事をする人。(左官屋)
タイルを張る人。(タイル屋)
コーキングをする人。(シール屋)
ユニットバスを組立る人。(ユニットバス屋)
電気工事をする人。(電気屋)
設備工事をする人。(設備屋)

とざっと書き出しただけでもこれだけの職種があります。

職種によっては、さらに細かく分野されているものもあります。

例えば内装屋。

内装工事の範囲は、
・軽量鉄骨の間仕切り及び天井下地組立
・プラスターボード張り
・クロス張り
・床張り(タイルカーペット、長尺塩ビシート、クッションフロアなど…)
・フィルム張り

と大別されます。

軽鉄を専門でやっている人もいますし、ボードも兼用で張る人もいます。

クロスも同様に、クロス専門でやっている人もいますし、CF(クッションフロア)も兼用で張る人もいます。

屋根屋も瓦屋と板金屋に大別されます。

内装屋だからといってなんでもわかるとは限らないのです。

基礎工事が始まり、あれこれと、その道の人に聞きたいのはわかりますが、基礎屋に屋根のことを聞いても専門外なのでわからないことのほうが多いのです。

それは、わかる範囲で教えてくれるでしょうが、やっぱりモチヤモチヤなのです。

ただし、大工は別格です。

家づくりは、基本現場監督か大工が段取りをします。

両者は家づくりのイロハがわかっていますので、いろいろと力になってくれることでしょう。